2018年1月11日
中高、大学生向け@バドミントンの実業団選手のなり方
SSDSマスター代表Tの徒然日記④
皆様こんにちは。
大阪のバドミントン実業団チームSSDSの代表田中です。
近年TV等のメディアでもバドミントンがすごく盛り上がっていますね!
これもS/Jリーグに所属しているトップ選手の方々の活躍あってのこと。
今回はSSDSブログ番外編として中高生が気になる、バドミントンの実業団選手のなり方についてまとめてみたいと思います。
自らが実業団チームを運営しているという観点からや、これまで見たり聞いたりした経験を元にまとめていきます。
各チーム事情や業界的にあまり触れてはいけない部分等もあったりしますので、そのあたりは伏せながらになりますのでご了承下さい。
それでは最後までお付き合い下さい。
そもそも実業団って?プロではないの?
実業団選手は会社員です。
実業団というのは会社員やそれに属する組織のメンバーで構成された団体です。
プロとアマチュアという定義をどういう線引きでするかは難しいところですが、単純に『その競技だけで完全に生計を立てている』ということをプロとするのであれば、実業団というカテゴリーは厳密にはプロ選手ではありません。
会社員として企業に所属することで給与を得て、勤務の後に練習するというのが大方の実業団チームのスタイルですね。
所属している企業によっては午前中に仕事を少しして、残り大半の時間を練習に当てている所もあるようですが多くはありません。
多くの企業では定時、もしくは仕事のキリが良いところまでした後に練習をする、というパターンが大半かと思います。
勿論ナショナルメンバーに選出されればその限りではなく、年間の大半の時間を海外遠征で過ごす事になるので企業としての業務はあまりできないことになりますね。
実業団選手の雇用形態は
バドミントンの実業団選手の雇用形態は様々です。
契約社員として採用された後に正社員登用されることもありますし、契約社員のまま契約満期で終了ということもあります。
もちろん最初から正社員として採用されているというパターンもあります。
上位のチームになればなるほど選手の若返りや選手層の強化の為の入れ替わりが激しいようです。
実業団選手になるのはどうしたら良いの??
これにはいくつか方法があります。
- スカウトの目に留まる。
- 自分でそのチームの採用試験を受ける。
- 自分でチームを作る。
1.スカウトの目に留まる
インターハイやインカレ、全日本ジュニア等の大きな大会には、少なからずとも有力選手を発掘する為のスカウトの役割、権限を持った人が来ていることが多いです。
まずは大きな大会に出るということが一番の近道になります。
ではインターハイ等に出れなかったからといって完全に芽がついえた訳ではありません。
まれに県大会レベルの試合にも大学や実業団の関係者が見に来ていることはあります。
私の知っている人の中にも地方大会で結果を残せなかったけれど、某関西の有力大学の監督さんにスカウトされ大学で開花して実業団入りした方もいます。
2.自分でそのチームの採用試験を受ける。
これはなかなかの荒業ですが、自分の入りたい実業団の企業を普通に一般で受験することです。
S/Jリーグを始め、日本リーグに所属しているところは企業としてもビッグネームであることが多く、普通に採用試験を通過するだけでもトップクラスの難易度だと思いますが…
しかし仮にS/Jリーグや日本リーグの所属する企業に通ったとしてもそのチームには入れません。
なせならS/Jリーグ、日本リーグ上位のトップクラスのチームは元々バドミントンをするために集められた集団なので一般入社からの入部はできないと思って間違いありません。
他の手段としては就職が確定しているわけではありませんが、企業から採用試験を受けてみないかという打診がある場合もあります。
あくまで一般就活生として受けるわけなので絶対入社できる保証はないですが、声をかけられた時点で企業側からはそれなりに興味を持ってもらっているという事でしょう。
機会や興味があれば是非チャレンジしてみては如何でしょうか?
チャレンジリーグや、全日本実業団に参加している企業ならチームによってはそういったパターンもあるようですね。
またあまり何も考えないで就職したけど、たまたまその地方ではそれなりに強豪チームだったというパターンもあります。
3.自分でチームを作る
最終手段です。
自分の理想のチームを作りたい、実業団のスカウトにはかからなかったがそれでも実業団選手としてやりたい!という人向けです。
これは正直オススメは致しません。
何故なら時間も労力もかかる上に、結果が出るまでにどれくらいかかるか分からない、運営していくのにコストも手間もかかるからです。
今はNPOチームも増えてきたので実業団登録も以前より柔和にはなりましたが、元々実業団関係にいて連盟等と関係性がなかったりすると大変かもしれません。
また登録の場所によってはかなり下の部からのスタートになり、全日本実業団選手権大会などの権利を得るまでに数年単位でかかってしまう可能性もあります。
最終的に自分で作ってしまうのは一つの手ですが、できることならばどこかのチームに所属する方がプレーヤーとして頑張れるとは思います。
◎まとめ:結果も大事だけど運や行動力も大事!
バドミントンの実業団選手になるには、前提として結果を残すということが一番手っ取り早い方法です。
文句なしに実業団選手になる方法はこれが一番確実です。
しかし、残念ながら大きい大会に出れなかったや、運や縁がなかったという人のために。
一番大事なのはまず行動することです。
自分から行動しないと何も起こりませんし始まりません。
SSDSは大阪のバドミントンチームですが、東京出身の選手も所属しています。
彼とはツイッターで繋がってすぐに東京から大阪に練習をしにきてくれ、それ以来の付き合いです。
つまりそういうパターンも実際にあるということですね。
SSDSに所属するためには勿論バドミントンプレーヤーとしての能力も大事ではありますが、それと同じくらいに『一緒にチームでやっていきたいか?』『おもしろい人なのかどうか?』という部分も重視します。
お声掛け頂いた全員を抱えられる程チームとしてのキャパシティはまだありませんが、今後の成長を感じられたり一緒のチームでプレーしていきたいと思った人は随時入部を歓迎しています。
また今では就職の斡旋もできますので『バドミントンはずっと続けていきたいけど良い企業が見つからない…』というような大学生からのお声掛けも歓迎です。
勿論大阪出身者だけではなく、地方から大阪で頑張ってみたい、大阪を盛り上げたいという人も大歓迎です!
お問い合わせフォームは下に設置しておきますので、是非お気軽にご相談ください。
※情報入力後確認ボタンを押した後、確認画面が出てきますので問題なければ最後に送信ボタンを押して下さい。
※ツイッターやフェイスブックページからのお問い合わせも同時に受け付けています。